なぜ読書のスピードが遅いのか?早く読む方法について
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なぜ読書のスピードが遅いのか?早く読む方法について
本を読むスピードが遅いと悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか?
この、読書が遅いいわゆる遅読家と呼ばれる悩みについて今回はご紹介していこうと思います。
遅読家とは
そもそも、遅読家とはいったい何なのでしょうか?
一般的に本を読むのが遅い人が相当し、その理由としては「本を読むことに集中できない」「本を読んでいるとついほかのことに意識が向いてしまう」といったものが多いように感じます。
そのため、実際に本を読んでいる時間が長くなり、結果的に本を読むのが遅い、遅読家と呼ばれる人になるのです。
本を読むスピードに差が生まれる原因
では、なぜ本を読むスピードに差が生まれるのでしょうか?
そのメカニズムについて見ていきましょう。
まず一つ目に、熟読への意識が強いことが挙げられます。
遅読家の人たちの多くは、本に対して「一度でしっかりと書かれている内容を理解していこう」という意識が強いです。
1冊の本を1週間かけて読んだとしても、内容が1カ月後には1%としか残らないと仮定します。
その場合、1ヵ月に読めるのは4冊程度ですから、残る知識は読んだ本のうち4%です。
仮に1週間に7冊もの本が読める人は28%も内容が残るため、知識を吸収するという意味合いで見てみると速読できるほうがお得です。
また、頭の中で音読してしまっていることも遅読家の人の特徴です。
実際には声に出していなくとも、視覚から取り入れた文字情報を音声情報に変換し、脳内で言葉を発するように内容を理解している人は多いのではないでしょうか?
こういった読み方をしていると、どうしても音読の限界スピードがあるため遅読家になりやすい傾向にあります。
読書が遅いことは悪いことではない
ここまで遅読家の理由についてご紹介してきましたが、遅読家であることは決して悪いことではないということを理解していただきたいです。
遅読家の人の特徴として、コミュニケーション能力に長けている傾向にあります。
これは、文章をじっくり感情移入しながら読むことによって、物事への共感性が高まり、高いコミュニケーション能力が養われるためです。
また、本に書かれている語彙それぞれにも着目しているため、言い回しや語彙力などの能力に長けている場合もあります。
また、これは幼少期の過ごし方にも影響があります。
本を読むのが早い人は、幼少期のころから多くの本に触れてきた経験を持つ方が多いです。
一方、遅読家の人は幼少期、そこまで本を読んでいなかった方に多い傾向にあります。
つまり遅読家の人は、幼少期に速読家の人が本に対して向き合ってきた時間を対人コミュニケーションにあてている可能性が高いのです。
よって、幼少期の対人コミュニケーション経験が豊富なことから、コミュニケーション能力に長けている人が多いといえるでしょう。
それでも本を早く読みたい方に向けて
しかし、それでも本を早く読めるようになりたいんだ!という方ももちろんいらっしゃるでしょう。
特に最近では、ビジネスマンの方々を中心に、仕事で忙しい中いかにして短時間で多くの本を読めるのかが仕事に出来に大きく関係しているようにも思えます。
そんな方におすすめなのが、速読術をマスターすることです。
速読術とは、視覚から取り入れた文字情報を文字情報のまま脳内で処理し、内容を理解するというもので、さきほどの脳内で音読してしまっている、いわゆる黙読とは対になる読み方です。
この速読術を用いれば、遅読家を卒業することもでき、短時間で効率よく多くの本を読むことができます。
速読に関しては当社でも速読の専門家が多数在籍していますので、もしご興味がありましたらぜひ一度、お気軽にご相談くださいませ。