速読とは?本当に効果があるのか?効率的な練習方法についてご紹介
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速読とは?本当に効果があるのか?効率的な練習方法についてご紹介
皆さんは、速読についてご存じでしょうか?
名前だけは知っているが、実際にどういったものなのかよくわかっていないという方も意外と多いのではないでしょうか?
今回は、そんな方に向けて速読について、また、その効果や練習法についても併せてご紹介していきたいと思います。
速読とは
まず、そもそも速読とはどういったもののことを指すのかについて見ていきましょう。
一般的に、人間は文章を読む際黙読と呼ばれる読み方を行っています。
黙読とは、文字情報を視覚から取り入れ、その後脳内で音声情報に変換し、内容を理解する読み方のことを指します。
その際、脳内で文章を音読(実際に声に出しているわけではありませんが。)しています。
みなさんも、実感はあるのではないでしょうか?
そうした黙読ですが、黙読は音読する必要があることから読める速さに一定の限界が存在します。
一方速読は、視覚から取り入れた文字情報を文字情報のまま脳内で内容の理解を行います。
中には、画像情報として文字を視覚から取り入れる方もいます。
音声情報に変換する必要がないことから、速読は一般的に黙読よりもはるかに高い効率で短時間に大量の文字を読むことができるのです。
速読は本当に効果があるのか?
ではそんな速読ですが、果たして実際に効果はあるのでしょうか?
結論から言うと、きちんとした使い方をすればしっかりと効果はあります。
カリフォルニア大学の研究結果によって、人間は読むスピードが早ければ早いほど、その内容への理解度は下がってしまうという科学的根拠に基づいた定説がなされています。
たくさんの文章を読むために速読をしているのに、内容が理解できなければ本末転倒ではないかと思うかたもいらっしゃるかと思います。
そのため、速読を用いる際にはしっかりと使い分けを行う必要があるのです。
効果的な速読術とは
効果的な速読の使い分けとはいったいどのようなものなのでしょうか?
代表的なものに、スキャニングというものがあります。
通常、本の内容のうち100%が自分にとって未知の、価値ある情報というケースは少ないです。
そのためスキャニングとはまず一度ざっくりと速読を用いて全体の内容を把握したのち、気になった個所、もしくは内容があまり理解できなかった個所を中心にじっくりと黙読をおこなうという読み方です。
この読み方を実践することで、効率的に自分にとって価値のある情報を吸収することができることになり、非常に効果的な速読の応用方法であるといえます。
速読の練習方法
では最後に、速読の練習方法についてご紹介していきましょう。
速読を練習する際に重要なことは、とにかくたくさんの本を読むことです。
これがベースとなり、逆に本をたくさん読まなければどれだけ効率的な練習方法を行っても速読はマスターできません。
そしてたくさん本を読む中で以下のことに気を付けましょう。
・なるべく早く読むことをこころがける
・熟読しないことを徹底する
・文字情報のまま内容を理解するように意識する
このように意識して本を読むだけでも、速読の練習としては十分効果的です。
また、そのほかには眼筋トレーニングと呼ばれる眼の筋肉を鍛えて視野を広げ、一度に多くの文字を視覚から取り入れるというトレーニングもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
速読の練習はご自身でできるものから特殊な読み方が必要なものまで様々あります。
当社では、速読の専門家も多数在籍していますので、もし速読の練習がうまくいかない方はぜひ一度お気軽に当社までご相談ください。